カンナのリンパ腫闘病記ーミーミと愉快な仲間たちー

ミーミの妹分 カンナが2才でリンパ腫になりました。そんなカンナと私の闘病記録をぼちぼちまとめていきます。

胃瘻チューブを入れる

抗ガン剤を開始してから1ヶ月が経つ。

 

手術後、抗ガン剤を開始してから初めてのエコー検査。

結果は…

今のところ抗ガン剤は順調に効いていて、再発もない!

 

食欲がイマイチ出ないカンナの様子から再発したのではないかとハラハラしていたが、経過は順調みたいだ。

 

だが、食べないのと嘔吐が散発しているので体重は元には戻らない。3.2〜3.3kgをキープするのがやっとだ。

 

 

カンナの状態は不安定だが、落ち着いているので学会に参加してきた。

そこで猫リンパ腫の看護に関する講義があり、食欲不振の猫には一時的に胃瘻チューブを入れることがあるらしい。

本来は外科手術の時に同時に入れることが多いらしい。

 

私の勤務する動物病院では胃瘻チューブを入れた経験がなく…

講義後、講師の先生を捕まえていろいろ質問してみた。

  • すでに抗ガン剤治療を開始していても今から胃瘻チューブを入れることが可能かどうか
  • カンナにも胃瘻チューブが適用可能かどうか
  • カンナの今の状況では胃瘻チューブを入れるべきかどうか

 

答えはすべてYES

 

本来であればやはり腫瘍を取る手術の時に一緒に入れるのがベスト。

すでに抗ガン剤を開始していると胃瘻チューブの瘻孔がきちんと形成されなかったり、感染が起きるリスクがある。

胃にチューブを入れるので胃に腫瘍がある場合は適応外だが、カンナは小腸なので適応。

カンナはすでに抗ガン剤が3週間のスパンになっていたので、ちょうどその真ん中あたりの日程で入れるのがいいのではないかと教えていただいた。

麻酔のリスクはもちろんあるが、慣れた先生であれば30分以内で処置が済むのでそこまで心配はいらない。

 

 

後日、この話を持ち帰り先生と相談して早速胃瘻チューブを入れる日程を決めた。

不安要素はうちの先生が胃瘻チューブを入れた経験がないこと…

 

処置当日。

先生がしっかりシュミレーションしてくれていたおかげで、トラブルなく胃瘻チューブの設置ができた。

夜には帰宅の許可が出たので一緒に帰宅した。

 

リンパ腫の手術をした時は入院が長くカンナと離れる期間があったが、それ以来仕事に行く時もカンナと一緒。

家に帰る時もカンナと一緒。

離れる時といえば、私が仕事以外で外出する時くらいだ。

こんなにカンナと長く一緒にいられる私は幸せ者だ。

 

 

帰宅後

全盲のカンナは自分の体がどうなっているかわからず、そわそわしている。

お腹の左側からチューブを胃に直接入れ、その上からネット包帯でカバーしてある。

しだいにカンナはイライラしている様子で、体に巻いているネットやらチューブに噛みつきだした。

カンナをなだめ落ち着かせるために、その日の夜はカンナのケージの横で座布団を引いて一緒に寝た。

 

ネットで胃瘻チューブ専用の服を見つけ注文したが、カンナは気に入らない様子。

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その後、友人に犬のマナーベルトが良いと教えてもらい早速購入。

マナーベルトに胃瘻チューブを入れるポケットを縫い付けカンナに着せてみた。

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これならいけそう!

 

カンナは満足した様子で、マナーベルトにしてからは全くチューブを気にしなくなった。

 

これからしっかり栄養補給しようね!

カンナ頑張るぞ‼︎

 

つづく

 

 

 


 

 


 

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