カンナのリンパ腫闘病記ーミーミと愉快な仲間たちー

ミーミの妹分 カンナが2才でリンパ腫になりました。そんなカンナと私の闘病記録をぼちぼちまとめていきます。

抗ガン剤治療開始

手術で摘出した腫瘍の検査結果は

Bリンパ球性高グレード悪性リンパ腫

わかってはいたけれど、

最悪の結果を改めて突きつけられ萎えてしまいそうになる。

 

いや、まだまだ治療はこれからだ。

わたしを見つめてくるカンナは全然諦めていない。

そんな顔をしているように見えた。

 

手術が終わって、

少しずつ食欲を回復しつつあるように見えたが、状況は一進一退。

気持ち悪そうにして食べられない日もあった。

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抗ガン剤までに少しでも体力をつけさせるために、鼻からカテーテルを入れて栄養剤を飲ませた。

 

カンナを保護したときに酷い風邪をひいていた後遺症で片方の鼻はカテーテルすら入らないほど中が潰れていた。

それでもカンナは嫌がらず、耐えてくれる。

本当に良い子だ。

 

 

一週間後

抗ガン剤治療が始まる。

  1. Lアスパラギナーゼ(ロイナーゼ)
  2. ビンクリスチン(オンコビン)
  3. サイクロフォスファミド(エンドキサン)
  4. プレドニゾロン(ステロイド)

上記の薬の組み合わせたCOPプロトコールで行う。

 

まずは①ロイナーゼを初回のみ皮下注射

オンコビンは週1回、4週間連続で静脈注射

 →その後は 3週間に1回投与を継続

③エンドキサンは3週間に1回、オンコビン投与翌日に静脈注射

ステロイドは毎日継続して飲み薬を与える

 

抗ガン剤の副作用は

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 白血球が減少する
  • 貧血

など、人と同じような副作用がある。

 

カンナももれなく副作用が起きた。

 

何より辛そうなのは嘔吐。

それでなくても、全盲なので鼻からの情報には敏感。

食事がトラウマになり匂いを嗅ぐだけでオエっとなるほどになってしまった。

その上抗ガン剤の副作用でさらに気持ち悪そうにしている。

できる限り吐き気止めのセレニアや消化器の流れが良くなるようにプロナミドを使っても気持ち悪さが0にはならない。

 

それでも調子が良い時には、

ネズミでだって、猫じゃらしでだって遊ぶ。

遊んでいる姿をみるとホッとする。

この時にまだカンナは2才の若猫だったと思い出す。

 

鼻のカテーテルを定期的に交換しながら、栄養剤を飲ませていたものの、やはり量がたくさん飲めないので体重は3.4kgくらいを前後している。

 

そんなこんなでカンナの抗ガン剤治療はもうすぐ4週間。

あとちょっと耐えれば3週間に1回になるので、少し楽になったらいいな。

そんな風に思いながらカンナと共に一日一日を闘った。リンパ腫いなくなれ!

 

つづく